イタリア出張記【番外編その2】
イタリア出張記【番外編その2】

イタリア出張記【番外編その2】

 今回は映画の話となりますが、ホラー映画の話になるので苦手な方は読むのは避けた方が良いかも知れません。

 フィレンツェと言えば革製品やファッションの街、そして歴史ある建造物で有名ですが、そのイメージをぶっ壊す映画がございます。「羊たちの沈黙」のシリーズ第2弾である「ハンニバル」。日本にプロファイリングを知らしめた映画のシリーズですが、このハンニバルの舞台がフィレンツェでした。今回の出張で訪れたOfficina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局)はレクター博士がクラリス捜査官に送った手紙の中に忍ばせていた石鹸とハンドクリームがここで販売されているもの。そう言えばアーモンドの香りがする石鹸があったけれど、今更ですがアレってまさにレクター博士がクラリス捜査官に送った石鹸じゃん…。

 Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)もPalazzo Vecchio(ヴェッキオ宮)も映画に出てきましたが、出張中は映画のことをすっかり忘れていたことと、今回の訪問は観光ではないので仮に映画のことを忘れなかったとしても流石に好きな映画のロケ地巡りは出来なかったかなと。パッツィ刑事がレクター博士を尾行した際に出てきたLoggia del Mercato Nuovo(ロッジア新市場)も目の前を通ってちょうど店じまいをするお店の様子を見ていたんだけれど気づかなかったな。Basilica di Santa Croce di Firenze(サンタ・クローチェ聖堂)も歩いた道沿いにあったようだけれど、写真すら残っていない有様。

 今更気づいたのですが、この映画に登場し、惨殺されることとなったパッツィ刑事の名前にもなっているパッツィ家はメディチ家よりも前から栄えメディチ家とライバル関係にあった名家だったのですね。そしてあの有名なヴェッキオ宮からパッツィ刑事が吊るされるシーンはまさに歴史上記録がある「パッツィ家の陰謀」事件の後にパッツィ家の面々をメディチ家が処刑したやり方そのものなのですね。怖すぎるぞ。最初にハンニバルはフィレンツェのイメージをぶっ壊す映画と書きましたが、フィレンツェの歴史を辿る映画だったのですね。無学でお恥ずかしい。

 そんな訳で他愛なく取り止めのない話になりました。お目汚し失礼いたしました。

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