観戦記録【第20回アジア競技大会・ロードレース女子】
観戦記録【第20回アジア競技大会・ロードレース女子】

観戦記録【第20回アジア競技大会・ロードレース女子】

 現在愛知県で開催されている第20回アジア競技大会。実はこの開催を知ったのは今年の3月。ちょうど競技が開催される都県以外の居住者向けのチケットが販売される直前でした。アジア大会だし、チケットは簡単に取れるかなと思ってのんびり構えてしまい、さてチケットを取りますかと動いたのは販売開始から4日後。アジア全域いや、世界中からチケットの申込みがあると気づけよと思うほど情けない行動ですね。言うまでなく観戦を希望する競技のチケットが完売でした。

 ロードレースに関してはそもそもチケットを販売する予定がなかったのでこちらを観戦することに。実はアジア大会のプレレースとも言える新城ロードレースはコースの幅員が狭隘であること、観戦者の駐車スペースがないことから沿道での応援の案内をしなかったと言う経緯がありました。3月時点ではそもそもロードレースのコースのアナウンスがなかったのでさてどうしたものかと思っていたところ、いつの間にか一般の観戦場所等が公表されておりました。事前にわかったのは車で来場する観戦者は事前予約で指定された駐車場に車を停め、一般観戦者の指定観戦場所までシャトルバスで移動が可能、スタート・ゴールの鬼久保ふれあい広場までは徒歩等で移動せよとのことのみ。

 レース途中で知ったのですが、地元優先観戦場所が一般観戦指定場所になっていたようです。また、ネット中継されるはずでしたが日本はUCIの要請なのかジオブロックがかかって開催国である日本のユーザーが観戦出来ないなど本当に開始直前まで何が起きるかわからないイベントとなってしまったようです。

 今回は知り合いの方と一緒に観戦することになりました。指定された駐車場に車を停めていたところ、その知り合いの方とばったり遭遇。いいタイミングでした。三々五々一緒に観戦する方々と合流し、自転車にて裏道を通って新城市鬼久保ふれあい広場へ。久しぶりに自転車に乗ったのでわずかな坂でも息が上がってしまう始末。鬼久保ふれあい広場の直前で心拍数がマックスになってしまい、皆様からかなり遅れて現地に到着しました。

 スタート。ゴール地点の前後では観戦することが出来ず、ゴール前50メートルほどのところに観客が集まります。思ったより人がいてびっくり。各国の選手が紹介され、選手は英語でスピーチ。韓国チームは英語が出来ず困っていましたが、実は日本語を喋ることが出来る選手がいて「みんな頑張れ〜〜〜!」とスピーチしたのは可愛かったです。

 レースは当初広場内を一周するパレードランが開催されるはずでしたが何故かレースダイレクターかコミッセールが勘違いしたのか、広場からそのまま公道に出て競技が始まってしまいました。現地中継も困惑する手違い。とにかくまともじゃないことが起きてばかりです。

 レース観戦のため、鬼久保ふれあい広場から一般観戦者指定観戦場所に自転車で移動。ちなみにシャトルバスは作手の小型バスが使われており、観戦場所直前まで来てくれたようです。

 現地到着時、選手の集団は既に周回コースを走っておりましたので大型スクリーンで観戦することに。時折フォトグラファーの辻啓さんの現地リポートが入り、中継の解説とも相まってどんなコースを走行しているのかの理解の一助になっていました。自転車好きの方ばかりではなく、地元の方々も多く来場されていたのでこの企画は良かったと思います。水分補給用にポカリスエットが用意されていたのも良かったかな。数量の関係もあると思いますが、こちらから声をかけないと貰えなかったのは仕方なかったか、それとも消極的すぎると考えるか。

 レースは日本の木下選手が結構早くから仕掛けて集団をコントロールしていたようです。先頭集団から脱落、追いつくを繰り返したことで疲労が溜まったか3周目のアタック以降は先頭集団からちぎれてしまいました。3周目の彼女のアタックがきっかけで他の選手のギアが上がってしまったのは仕方ないと言えばそれまでですがちょっと残念だったかな。渡部選手は前半では前方の位置を確保して頑張っていましたね。小林選手は先頭集団に食らいついていました。

 カザフスタンや前回のディフェンディングチャンピオンである香港がもっと前に来るかと思いましたが中国国内で実績を積んできた中国の郭莉、欧州で活躍するアフガニスタンのファリバ・ハシミ選手の一騎打ちとなりました。ゴール前のスプリントを郭莉が制しましたが最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない展開でした。小林選手は5位と健闘しましたが4回目のアタックで一瞬躊躇したのが失敗だったと悔やんだとのこと。渡部選手は自転車の王道を歩んできた実力者、木下選手もホビーレーサーから日本代表にまで上り詰めた努力家。3人ともまだ若い選手ですしこれからの活躍を期待しています。暑い中、選手の皆様本当にお疲れ様でした。

 帰りに作手にある自転車屋さんのサローネ・デル・モンテさんに寄ろうと思っていたのですが残念ながらこの日はお休み。いつか機会を見つけてお伺いしたいものです。

 ところで、新城市内に向かう下り坂でイランの選手を1人見かけましたが、彼女はDNFだったのか、それとも試合後に1人で宿舎に戻ったのか。辛そうな表情で降っていたのが印象的でした。

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