昨年、初めて観戦したTOJツアー。昨年はタイミングよく岐阜県に滞在していたので美濃ステージを観戦しました。迫力のある走りを間近で見ることが出来たのは言うまでもなく、その日は友人やらあの方この方にお会いすることが出来ましてとても楽しかったことばかり。何と言っても平成29年(2017年)の愛媛国体以来の自転車競技の観戦でしたのでその嬉しさたるや格別なものがありました。
今年も昨年に引き続きタイミングよく岐阜県に滞在はしていたのですが、美濃ステージの日は午前中と夜にどうしても外せない用事があり、泣く泣く観戦を断念。その代わり前日のいなべステージを観戦してまいりました。
4月に現地までのルートやコース周辺を下見しておいたのは大正解。まずはスタート地点近くにある観戦者用駐車場がある桐林館へ。ここは元阿下喜町立尋常小学校だった建物。こちらは下見していなかったのですが街中にあるし特に気にせずナビでルート案内をしてもらったのですが裏手のめちゃくちゃ狭い道を案内され、さらにはその道からは駐車場に入れないと言う嫌がらせを受けました(笑)。
何とか駐車場入口まで行きまして、歩いて10分ほどの三岐鉄道北勢線阿下喜駅まで徒歩で向かいます。駅までは激坂を下るのですが地元の中学生が自転車を押して登ってくるではありませんか。みんな大きな声で「おはようございます!」と挨拶。こちらも挨拶を返します。スタートまで1時間半ほどあったので、駅前のコンビニで一息。今日走る選手も何人かコンビニで買い物をしていましたが、何とも非日常な風景ですね。スタート地点にはいなべ市長のほか三重のお笑い芸人さんの「レディーカカ」さんが登場。場を盛り上げると言うかちょっと異様な雰囲気になった気もしますがいなべを盛り上げたいと言う気持ちは痛いほど伝わってきました。
パレードランはいなべ市長を先頭に地元の高校の自転車部部員と、地元チームであるキナンレーシングチームのジュニアチームが参加。その2分後に選手がスタート。沿道にいた保育園児や幼稚園児からかわいい声援が送られていました。今回はパレードラン3.1km、パレード区間から周回コースまでの8.6kmのコースと周回コース14.8kmを8周する合計127kmのコースで争われます。
スタート地点からゴール地点であるいなべ梅林公園まで車で移動。前に走っていた県外ナンバーの車がいかにも観戦に来ましたと言う雰囲気を醸し出していたのでついていくことに。想定していた道よりもかなりショートカットされた道を辿ってゴール地点に到着。この地点は複雑に曲がりくねったコース。その後現れる名物の激坂「イナベルグ」に備えるようにゴール直後のヘアピンカーブを抜けた上り基調の場所に補給ポイントがあります。
この日のゴール地点は強風が止まず、観戦する側も何かが飛ばないように注意する必要がありました。コース全体でもかなり風に悩まされる試合となったようです。このような天候もあってか、序盤から中盤は様子見の展開となりましたがレース後半(多分6周目だったと思います)に6人が逃げる展開となりました。後ろの集団も足の削られ具合で2集団となり、逃げ集団を容認する形に。アスタナの選手たちにずっと集団を引かせたようで中継の中ではレース途中でアスタナの選手が怒りまくっているとのアナウンスもありました。
先頭の逃げ集団は最終周で2人がドロップ、最後はカルボーニ・ジョバンニ(チーム右京)が逃げ切ってステージ優勝しました。大学生チームである京都産業大学の選手も集団に食らいつくことは出来ませんでしたが諦めない走りに沿道から多くの拍手と声援が送られていたのは印象的でしたね。地元キナンの選手も頑張りましたがどう言う訳かいなべステージの地元チームを勝たせまいと言う強い力が働くのか、今年もジャージには手が届きませんでした。
仕事で17時までに岐阜に戻らなければならなかったので表彰式を見る前に撤収。帰りがけに当店代表のSNSのフォロワーさんのご親族が経営されているカフェで昼食。週のうち2日間のみランチ営業をしているとのことで、タイミングよくランチをいただくことが出来ました。
仕事が思いの外早く終わったのでその足でバイクスクロサワさんへ。翌日は朝から岐阜で用事、夜は葉山で仕事があるので美濃ステージ観戦はちょっと無理と思っていたのですが、クロサワさんのお店にお伺いしてやはり観戦できないかなと思うように。とりあえず途中からでもいいので行ってみることに。美濃ステージから観戦予定の方にご挨拶代わりの手土産を買って岐阜のベースに戻りました。翌朝の用事が何時に終わるかがキモとなる訳ですが、どうなるのか。次回のブログにて書いてみたいと思います。