大阪・関西万博に行ってきました(その3)
大阪・関西万博に行ってきました(その3)

大阪・関西万博に行ってきました(その3)

 7月に入ってすぐに3度目の大阪・関西万博に行ってきました。

 今回はイタリア共和国パビリオンとPASONA NATUREVERSEパビリオンの予約が取れていたのですが何故か出発時間をイタリア共和国パビリオンに入場する時間と勘違い。たまたま前日の夜に行き方を再確認していたところ、出発時間の勘違いに気付きました。ただ、当日の朝、鉄道ダイヤが乱れて新幹線の予約を直前で変更すると言うアクシデントも。さらには入場ゲートも西ゲートからの入場での予約だったものを危うく東ゲートからの入場と勘違い。通しの切符を事前購入していなかったので事なきを得ましたが、勘違いしすぎですね。現地に到着してまずは前回まで全く買える気配がなかったミャクミャクさきいかを買いに。普通に売るほど売っていまして脱力。午後に寄った他のお土産屋さんでも山ほど置かれていましてさらに脱力してしまいました。

 さきいかを買ってから予約時間直前にイタリア共和国パビリオンに到着。しかし、予約時間以降に来い、入口周辺で待つなとの指示が。のんびりしたイタリアのイメージが一気に崩れ去った瞬間でした。

 入場するとまずは短い映像を見せられます。その後スクリーンが開いて中へ。正面にはファルネーゼのアトラスの像がど〜んと置かれておりました。天井にはアルトゥーロ・フェラリン1.の飛行機の骨格がさりげなく吊るされていたり。中でも驚いたのはティントレット作の伊東マンショの肖像画。帰宅後に改めてあの絵画は何だろうと思って調べて知ったもの。1585年に描かれたものだそうですが、伊東マンショの姿と分かったのは2014年だったようです。天正遣欧使節団の絵をシレッと展示してあることに後で驚くと言うちょっと悔しい思いをしました。踵を返して反対側に向かうと、来年開催されるミラノ・コルティーナ冬季オリンピック2本の聖火の展示が。さらに奥に進むと薄暗い空間にカラヴァッジョのキリストの埋葬が展示されておりました。その先の比較的狭いスペースにはレオナルド・ダ・ヴィンチのアトランティックコードが展示されておりましたが、こちらは立ち止まっての鑑賞は出来ず、撮影も動画が推奨されています(写真は動画のスクリーンショット)。後半の展示は現代のものイタリアは多くの特許を持つ国なのだと知りました。ブレンボの赤いブレーキキャリパーやピレリのタイヤも特許を取得していたとは。

 大阪ヘルスケアパビリオンの予約時間まで結構時間があったのでその間にまわったのがトルクメニスタンパビリオンと日本アマチュア無線連盟(JARL)のブースでした。

 まずは念願のトルクメニスタンパビリオンへ。入場は少々並びましたがあっさり入場出来た方ではないかと思います。いきなり大きなスクリーンで見せられる映像は圧巻。石油と天然ガスで裕福なのかなと思ったり。エンジンオイルなどの工業製品も多く生産されているようで産業展示も楽しかったです。トルクメニスタンを代表する犬のアラバイ犬も可愛かったですね(現物じゃないけれど)。そして自転車関係のギネス記録を樹立したと言う証明もあったりして。政府主導でやったと言うあたりがトルクメニスタンらしいと言えばらしいです。

 パビリオン見学後、トルクメニスタンレストランへ。1時間ほど並んで入店。メニューは多くはなかったですが、入国が難しい国の食事を堪能しました。テラス席は暑かったですが、大きな国旗のすぐ後ろで食事が出来たのは面白かったです。

 トルクメニスタンパビリオンでお土産を買ったのち、JARLのブースへ。JARLブースはスタンプを押す人で賑わっておりましたが、体験運用希望者はゼロ。たまたまだったのでしょうが体験運用者がいないと言うのは珍しい。対応された運用者さんは2級アマチュア無線技士だったようで運用周波数21Mhz帯を200Wで運用していました。この日はEスポ2.が発生しており、比較的遠距離の局とQSO(交信)が出来たようです。

 JARLブースからPASONA NATUREVERSEパビリオンへ移動。ブラックジャックと鉄腕アトムがナビゲートする理由はパビリオンの中にありました。個人的に見ておきたかったIPS細胞で生成された心筋シート。循環器系の症状で日々恐る恐る過ごしている私にとっては希望の技術です。その他にも未来のベッドなど、健康に関した先端技術がこれでもかと展示されておりました。

 今回も結構歩いて足が痛かったのですが、最後にサウジアラビア王国パビリオンへ。こちらはほぼ並ばずに入場出来ました。砂漠のイメージしかなかった国ですが、想像以上に素晴らしい展示でした。レストランには入場出来なかったものの、サウジコーヒーとデーツを堪能。爽やかな飲み口のサウジコーヒーと甘いデーツの組み合わせは最高でした。

 時間に余裕があったのでもう少し見学したかったのですが、足が痛くなってしまいこれ以上の見学は無理だと判断し帰路に。新大阪駅で夕飯を食べて帰りました。

 今回も楽しく見学できましたが、それでも半分も見学出来ていないようです。多分全てを見学することは不可能だとは思いますが、これからも機会を見て遊びに行こうと思います。

1. アルトゥーロ・フェラリンは、1920年にローマから東京まで飛行機で到達したイタリア人パイロット。彼の飛行は、世界で初めて欧亜間の連絡飛行を成功させた偉業として知られている。
2. スポラディックE層(英語:Sporadic E layer)の略語。春から夏ごろにかけて、主に昼間に上空約100km付近に局地的・突発的(スポラディック)に発生する特殊な電離層である。Eスポの電子密度が極度に高い場合は、F層でも反射できないVHF(Very High Frequency)帯の電波をも反射するという特殊な性質があるこの特性のため、通常は電離層を突き抜けてしまうVHF電波が、スポラディックE層から反射されて地上に戻ってくるという異常伝播現象が起こる。この現象を「Eスポ」と称して、アマチュア無線や市民ラジオ(CB無線)等では通常は不可能なVHF帯による遠距離交信の機会として利用される。(Wikipediaより抜粋、一部修正)

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