昨年に引き続きまして、松の内の1月3日に愛知県で開催された新春サイクルミーティングに参加して参りました。
昨年に引き続きライド参加は当店代表のみ。新春サイクルミーティングの参加資格は原則として「マッドガードが装着されている自転車」。昨年は特例でジャンニ・モッタのロードバイクで参加させて頂いた訳ですが、今年は最初期の東叡社が製作したALPSランドナーにて参加。このランドナーはALPSを代表するパスハンターやクイックエースが登場する前に販売されたもので1970年代に製造されたと思われる車体です。ほぼ当時の装備のままで後付けしたのはフランス製のフロントバッグと冒険ライトだけ。店長はシマノ600アラベスクのコンポにブルーメルのマッドガードを装着した丸石エンペラーを持ち込みましたがとりあえず展示(?)のみ。
集合場所に到着後、参加者名簿に名前等を記載(私はオブザーバーなので記載なし)してから主催者様と顔見知りの方々にご挨拶。その間に当店代表のお友達が顔を見に来て下さいました。ひとしきり話をした後で受付に。今回は30回目の節目とのことでサコッシュを制作したのだとか。早速代表と私で1枚ずつ購入いたしました。代表は受付で引いたクジでシューズが当たったのですがサイズが合わず、顔見知りの方と物々交換いたしました。
その後常連さんたちと同じようにテーブルと椅子を取り出して昼食を。調理に用いるためのガスバーナーは昨秋のカングージャンボリーで購入したEPIのガスバーナー。ですが結局調理に使ったのはエバニューのアルコールストーブ。アルコールが燃料用ではなかったのでちょっと火力が足りませんでしたが何とか調理はできました。結局持ってきたEPIのガスバーナーは使わずに終わりました。
今回の参加者は90人を越えたとか。岩手県からの参加者もいらっしゃり、一同びっくり。11時半頃にユルっとスタート。今回は峠越えがないコースも用意してあるとのことで代表は一緒に参加した親戚とともに峠越えがないコースを選びましたがこれがのちに大変なことになったようです。ライドする方々を見送った後、私は車の中で箱根駅伝のテキスト速報を見ておりましたが、母校が段々と順位を落としてきたのでフテ寝。気がついたら既に母校はゴールしておりました。結果は5位。下馬評では名前すら出てこなかったので結果オーライとしたいです。
さて、私がフテ寝をしている間、代表は上りが少ないと言われたコースを走っていた訳ですが、どうも楽ではなかった模様。以下は当店代表による文章になります。
スタートの昭和の森を抜ける道はずっと下り坂(ということは、帰りは長い上りです)。コースを作った方が用意して下さった目印を頼りに、走り進めていきました。最初の休憩場所は名鉄三河線枝下駅廃線跡地。参加者それぞれの自転車鑑賞も兼ねて会話が弾みます。
コース管理者の方が、そろそろ…と出発を促すとゆっくり走り出します。とはいえ廃線路上を走るため、押して歩く人、パンクを嫌がって舗装路に出る人など、自由に向かいます。次の休憩先は、眺めのいい「三水湖」と言う喫茶店でしたがあいにく定休日。そのまま次のスポットまで走りを進めます。ここまでそれほど坂はなく、車の量も少ないのでとても走りやすい印象です。途中矢作川を渡る赤い橋(名前は不明ですが)は眺めも良く写真を撮ろうとしたのですが、そこは自転車1台通るのがやっとの幅。後ろから走ってくる方があったのでここは立ち止まらず進みます。
コースを知る方の話では「このあとちょっとだけ坂があるから。」とのこと。その表情はよくあるアレです。ちょっとだけではないと言うことを察して走り出しました。杜若高校前の坂を上り、滝1号古墳という小高い山の脇で再び休憩。周りを見渡すとここから先に行く道がなく引き返すのかと思いきや、竹林の中を入っていくことに。そこには石段があって自転車を担いで降りることになりました。3段目がぐらついていて、バランスを崩して倒れそうな方がありどきどき。そこも廃線跡地になっていてここからは線路に沿って走ります。お舟石という史跡跡の階段をまたもや自転車を担いで降りて行き、白鬚草生息地の木製の歩道を歩きました。
最後の休憩場所となったストロベリーパークみふねに到着したのは14時。ここでの休憩は30分。トイレ休憩だったり、買い物だったり。フロントバックに苺ジャムの瓶をいくつも入れてる方もありました。私もフリーズドライの苺を食べてひと休み。上りと下りが繰り返される道でしたが、休憩多め、お喋り多めのゆったりのんびりライド。時折雨も降ってきましたが、すぐに止む程度。最後の緩い上り坂をあがるとゴールが見えてきました。去年登った峠ほどのきついところはないものの、石段ありグラベルありと変化に富んだ面白いコースでした。
今年初めのライドは、怪我なく事故なく楽しく乗ることができて、本当によかったです。主催の方々、参加者の方々、ありがとうございました。