関西・大阪万博に行ってきました(その2)
関西・大阪万博に行ってきました(その2)

関西・大阪万博に行ってきました(その2)

 初回の記録の最後で「次は7月に行きます。」と記したにも関わらず、5月に行ってしまいました。通期パスを買ったことでフレキシブルに訪問出来るのが嬉しいですね。と言うことで通期パスを購入して最初の万博訪問となるこの日、気温は5月としてはまぁまぁ暑かったです。それでもリング下は結構涼しかったです。海沿いということもあるのでしょうがこれはありがたいことでした。

 今回も桜島駅から西ゲートまでのシャトルバスに乗っての入場。今回はシャトルバスの予約が出来ませんでしたが10時入場と言うことで入場時間としては遅い方だったこともあってか混雑はなく。しかしゲートでは前に並んでいたご夫婦が大量の荷物を持ってきてセキュリティで引っかかり、さらには電子チケットの提示が出来なかったと言うことで入場が少し遅れましたが、無事入場出来ました。今回は顔認証で入場出来ましたよ。

 この日は事前抽選で国際赤十字・赤新月運動館が当選。と、そちらに行く前に期間限定で展示されている「福島復興展示」に。しかしながらその前に隣りで展示されていた盆栽の水石の展示を見学。盆栽と水石と言うものには興味がありませんでしたが、圧巻でした。凄いとしか言いようがないです。

 福島復興展示ではまず8分ほどの映像を観ました。当時のことを思い出し、落涙。時間が経つにつれて色々と忘れていくことは多いにせよ、総体としての震災の被災経験は消えることはないのだなと改めて思いました。福島以外の展示もあり、未来に向けて前進する姿を見ることが出来ました。

 寄り道をしたのち、国際赤十字・赤新月運動館へ。展示内容が衝撃的であるとは聞いていたのですが、本当に衝撃的でした。震災当時石巻赤十字病院に掲げられていた赤十字旗の展示を見て落涙を禁じ得ませんでした。人間を救うのは人間であると改めて認識いたしました。

 この日は他に予約したパビリオンがなかったのでコモンズ館へ。そんな中、パラオ共和国の展示に目を奪われることに。さりげなく展示されていた映画「ペリリュー-楽園のゲルニカ-」のポスター。ゆるい画風ではあるものの過酷な描写が多く読む者の心に深く刺さる漫画が映画化され、今冬に公開されるとのこと。パラオと日本の友好の写真とともに非常に気になった展示でした。

 その後、様々な国の展示を見て最後に寄ったのはイエメン共和国。私は今のイエメン共和国ではなく、イエメン・アラブ共和国(いわゆる「北イエメン」)に行ったことがありました。今はイエメン人民民主共和国(いわゆる「南イエメン」)と統合しイエメン共和国となりました。残念ながら今では外務省から退避勧告が発出されており、入国は事実上出来ません。と、話は脱線しましたが、イエメンの物販ブースで革製のキーホルダーに名前を古代アラビア文字で書いてくれるとのことでしたので早速キーホルダーを購入することに。古代アラビア文字を書いてもらうために列に並びます。その列に物販ブースにいた、ちょっと貴景勝に似たお兄さんが列の最後尾にいた人に何やら渡しておりました。渡されたのは「最後尾10分〜20分」と書かれた札でしたが、貴景勝兄さん曰く(翻訳アプリによると)古代アラビア文字を書く人が10分から20分くらい昼飯を食ってくるから席を外すよ、と言う意味の札なのだとか。実際には古代アラビア文字を書いてくれるおじさんは昼ごはんを食べずに働いておりましたよ。その後、物販ブースにて買い物。アラブ世界のスークでよくある値段交渉をしてみました。あまり派手な値引きはなかったものの無事お安く購入出来ました。

 この日はラトビア共和国のナショナルデーでしたのでラトビア共和国の展示があるバルト館へ。バルト館と言えば、展示してあったミャクミャクのぬいぐるみが盗難にあったことで話題になった場所。展示内容は比較的あっさりしたものでしたが、とてもいい匂いに囲まれて癒されました。アルトゥルさんにお会い出来なかったのは残念でしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 歩き疲れてきたものの、この日の目的であるトークイベントに参加するため、改めて福島復興展示の会場であるWASSEへ。偶然ではありますが、この日YouTuberの愛あむさんがトークイベントに参加するとのことでしたのでそちらに参加することとなったわけです。福島でのライドについて詳細かつ丁寧にプレゼンテーションするあむちゃん。司会者ともう1人のゲストと共にトークショーに参加していたのですが、彼女は終始ノンペーパーで話しておりました。凄い。

 出来れば夜景を見た後で帰ろうと思ったのですが、10キロ近く歩いたようで疲労困憊。後ろ髪を引かれる思いで会場を後に。今回は色々と考えさせられることが多い訪問となりました。

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