本年もサイクルモード東京に出展いたしました。出展初年の2022年は人の流れが少ない場所での出展でしたのでのんびりとしていたのですが、昨年は入場口からすぐの場所に変更となり、ひっきりなしにお客様がご来店。お昼ごはんを食べる暇もないほど大盛況でした。今年は図面上では入口が変更となり、以前のような会場のどん詰まりの場所になるようでして、今年は少し落ち着くかな、売上げはあまり期待できそうもないかな、とホッとしたような残念だなと思ってしまうような気持ちでおりました。
搬入日であったイベント開催前日。事前配布された資料によると今年は徒歩入場者の流れと言う矢印が記された入場方向がヴィンテージバイクエリアをスルーした形になっており、昨年のような大盛況にはならないのだな、と思っていました。ところがイベント開催初日に最終セッティングが完了したあとで何気なく近くを回っていたら関係者入口だと思っていた目の前の開口部が来場者入口でしたと言うオチ。と言うことは昨年のような忙しさがまた今年も来るのかとちょっと引き気味になりましたが何のことはない。手前のパーツやウェアを販売するブースで人の流れが止まり、当店のブースは閑古鳥が鳴いておりました。さすがに悲しい…。位置的にはいい場所ではあるのですが、人の流れと言いますか角度的に入口方面とその反対側から全く見えない場所が当店の出展ブースだったのがこの状況になった原因と思えました。とは言え、そんなことを理由に売れないと愚痴るのは恥ずかしいので何とか現状を打破できないものかと考えはしたものの何の解決策も見出せないまま時間は流れ…。
午後になって人の流れも落ち着きだした頃から当店ブースにご来場下さる方が増えてきました。入場口からも主要展示場からの動線からもほとんど見えない当店ブースでしたが、来場者様がひととおり会場を見たあとでご来場していただけたのかなと。普段ヴィンテージバイクに触れることのない方々が多くいらっしゃったイメージではありましたが、それでも当店の取扱う商品をお買い上げいただけるのは本当に嬉しかったです。皆様のお声を伺うと「探してもなかったものがここ(当店)に普通に置いてあってそれも安かった。」とおっしゃっていただけることが多かったですね。ニッチな商品を扱う当店ですが、お客様も意外とニッチな商品をお探しの方が多いと言うことに気づかされました。
2日目。朝から雨模様。今年は隣の会場でペットの展示会インターペット東京が開催されていることもあり、駐車場の確保が最重要課題のひとつ。会場近くのいつもの駐車場に到着すると例年と違って駐車場の開場時間前にも関わらず多くの車が待機していてびっくり。さすがに入場できない事態にはなりませんでしたが焦ったのは事実。
日曜日でもあった2日目は入場者の入りがちょっと鈍い感じ。前日と比べて親子連れが多かった気がします。外の天気が全くわからない場所にいるのですが聞いたところによると朝は雨だったのですが天気が急に回復して気温も上がったことからお花見には絶好の天気となったようです。月曜日から仕事と言う方も多いでしょうし、ビッグサイトまで行って過ごすことよりも他の過ごし方を選択されたのだろうなと。(昨年約24,000人、今年約22,000人)
お客様の出入りが落ち着いていたことで前日よりも時間的にも精神的にも余裕ができたことからお世話になった方への挨拶を兼ねて会場をぐるっと回って展示等を見てきました。今年はシマノが出展を見送ったことが話題となりましたが、今までブランド単独で出展していたブースが取扱う商社が1ブースの中に複数のブランド商品を詰め込んだ展示がかなり増えましたね。そして何といっても中華系の出展がさらに増えていました。中華系ブースにありがちな全く仕事をやる気がない展示もあれば積極的にお客様と接しているブースもあり。安かろう悪かろうと揶揄されてきた中華系商品ですが今ではその品質はかなり高くなっているものが多いのではないでしょうか。まさか電動コンポまで出してくるとは数年前には想像も出来なかったと思います。
会場巡りから帰ってきてのんびりした時間を持て余していた頃にお世話になったあの方この方が当店ブースにご来場。お時間があったら当店のブースにお立ち寄り下さいねとお話しはさせていただいたのですが、本当にお忙しい時間を過ごされている間を縫ってご来場いただいたことに感謝しかありません。この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。
葉山のお店に足を運んでくださった方、出展先で当店を知ってくださった方、イベントでご一緒させていただいた方、そして店長の元同僚の方もご来場いただきました。差し入れをしてくださったお客様、昼ごはんを買いに行く時間が意外となかったので本当に助かりました。皆様あっての当店でございます(選挙演説風)。
会場がクローズし、撤収作業が始まると駐車場に止めてある車を会場内まで持ってくる必要があるのですが、インターペット会場から帰る車の路駐の列やら何やらで会場周辺の道路は大渋滞。車の行列も何の行列だか訳がわからないカオスに。早めに車をピックアップに行ったはずの代表が全然帰ってこないのには焦りましたが(後発組が先に到着したので本当に焦りました)、撤収作業は順調に進みあっさり撤収作業は完了。帰りの道も空いており気分的には少し楽になって帰ることができました。
来年は4月19日、20日の開催。今年開催がバッティングしたインターペットは4月第1週に開催とのこと。今年のように駐車場問題で悩む事はなさそうです。
今年は来場者が少ない、出展者が少ないなどとネガティブなご意見がネット上で見られますが、当店といたしましては多くの皆様とお会いできたこと、最新の商品等を実際に見ることができたことなど実りは多かったと考えております。と言うことでまた来年東京ビッグサイトでお会いいたしましょう(予定)。