ブラインドサッカーをテレビ観戦して思うこと。
ブラインドサッカーをテレビ観戦して思うこと。

ブラインドサッカーをテレビ観戦して思うこと。

 こんばんわ。

 今日、東京パラリンピックのブラインドサッカー日本対中国の試合をテレビ観戦しました。残念ながら中国の速さについていけず、日本は惜敗。順位決定戦での奮闘を期待しましょう。

 さて、私は10年ちょっと前に仙台市民球場で開催されたブラインドサッカーの国際大会を観戦したことがありました。ブラインドサッカーは音が出るボールを蹴ることから、観客はインプレー中は静粛を求められます。観客は小声で「頑張れ!」と応援しつつ、得点した時は大きな声で選手と共に喜び合います。テレビ観戦では静かにしている必要はないので、ずっと大声で観戦できるのがメリットですね。

 この大会には、東京パラリンピックにも出場している黒田選手も当時から選手として活躍していましたが、正直なところ日本代表は世界に全く通用できるレベルではありませんでした。その頃に買ったのが「闇の中の翼たち」と言う本です。日本のブラインドサッカーの苦闘の歴史が綴られており黒田選手についても書かれています。

 その頃の状況が頭から離れず、東京パラリンピックでもあまり期待はできないなぁと思っていました。しかし、いざ蓋を開けてみると、前に進む姿、献身的な守備など当時から飛躍的に向上していてびっくりしました。まさか10年ほどでここまで来るとは。

 そのブラインドサッカー観戦から遡ること2年ほど前、サッカーワールドカップがドイツで開催され、運良く準決勝2試合を観戦することができました。その後、同じドイツで知的障害者のワールドカップとも言えるINAS-FIDサッカー世界選手権大会が開催されました。日本は世界の壁に阻まれ、上位進出はなりませんでしたが、世界の各国を相手に素晴らしいプレーを見せてくれました。その時の様子を記録したのが映画「プライド・イン・ブルー」です。

 この時に日本代表のゴールキーパーだった加藤選手はブラウブリッツ秋田に入団しましたが、その後は介護職に、その他の選手も全員引退し、社会人としてそれぞれの持ち場で活躍していたと思います。

 これらの書物、映像ソフトが出た頃は障がい者スポーツはまだまだ認知度は低く、なかなか注目されませんでした。しかし東京パラリンピックがテレビ中継され、それまでパラスポーツを知らない人たちの目に留まるようになったかと思います。しかし、勝負はこれから。いっときのブームで終わらせることなく、これからも持続的にパラスポーツの人気が維持されるようになることを願ってやみません。

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