ちょっと間が空いてしまいましたが、開催最終日に大阪・関西万博に行ってきた記録の続きを。
大阪・関西万博の最終日の10月13日、グランドフィナーレを目撃すべく2ヶ月ほど前から最終日の入場予約をしておりました。しかし入場予約が取れたことで浮かれてしまい往復の交通手段の予約をすっかり失念。桜島〜西ゲート間のシャトルバスの予約を入場2週間ほど前から必死で取ろうと思いましたがほぼほぼ全ての時間帯で予約不可。20時以降に西ゲートから出発して桜島駅まで行くシャトルバスは予約者のみが乗車出来るのでそれこそ予約を取るために必死です。2日前に奇跡的に往路分は予約出来ましたが復路は時折キャンセル分が出たりしましたものの結局予約が取れず出来ずに当日を迎えました。






前日たまたま某駅で大阪・関西万博の記念品を頂きまして、その記念品に日付が入っていたことから折角なので最終日の日付の入ったものを、と思い某駅に向かったところ前日で配布は終了したとのことでしたのでその足で桜島駅まで移動。この日が最後の運行になるエキスポライナーを撮影する人たちを駅や沿線で多く見かけました。シャトルバスの予約時間まで少々時間があったので桜島駅の入場券を記念に購入。ちなみにシャトルバスは予約なしでも乗車出来たようです。乗車したシャトルバスが西ゲートに到着する直前、隣にいた乗客の方が「虹だ!」と。外を見るとうっすらではありましたが確かに虹が出ていました。慌てて携帯電話を取り出して撮影。



入場予約時間の10時より1時間ほど前に西ゲートに到着。予約時間別に列に並びます。東ゲートの入場で予約したものの長蛇の列が出来て動きが取れない人が多いこともあって東ゲートの入場予約を持った来場者も西ゲートでの入場も特例で認められたとのこと。このため西ゲートもかなり混んでいましたが、それでも予約時間から30分ほどで入場出来ました。ってことは普段とあまり変わりないってことですね。とは言え、現地到着時間が結構早かったので予約時間前の待機を含めると1時間を越えていました。


この日はベビーカーを押しながら走って入場しようとした人たちが警備員さんに注意されていましたが走るのを止めないと入場を止めるよと再三注意されたにも関わらず走るのを止めなかったためその人がいた行列が一時的に足止めされていました。多くの人たちが迷惑を被った場面を最終日に初めて目撃しましてちょっと悲しくなりました。かく言う私が並んだ列も横入りが横行。終盤になるにつれて治安が悪くなっているとは聞いてはおりましたが、今まで経験しなかったことが最終日に起きるとは思いもよりませんでした。
入場ゲートをくぐるとそこは和やかな雰囲気に包まれていました。多くの笑顔を見ることが出来、こちらも嬉しくなりました。この日もツアーや修学旅行生が来場していたのには驚きました。運良く飯田ホールディングスパビリオンの予約が取れていたのでそちらに向かいます。
未来の住環境はこうなるのかと思うとワクワクします。1970年の大阪万博で未来のマテリアルとして展示された物の中には今では普通に利用されているものも多いですし、このパビリオンの展示も近い将来実現出来そうだなと思った次第です。
この日はフラッグパレードがあったのですが、開催時間まで時間があったのであちこち目的もなくブラブラと。たまたま入場した「宴」ではマグロの解体ショーが行われており、マグロの赤身とトロの寿司が振舞われていました。同じ宴の中に出店していた象印のお店でおにぎりを購入。こちらのお店のおにぎりを買って象印の炊飯器を買ったと言う人が何人もいたと言うのも納得。


最後の記念にリングを一周。この日初めて気づきましたが、木造なのに軋む音が全くしないですね。びっくりするほど多くの人々が上に乗っているのに凄いです。4月には草花はあまり育っていませんでしたが、この日は草も育ち、可憐な花もあちこちに咲いていました。そんな草花をメンテナンスする職人さんたちを見かけました。最終日もしっかり手入れされた草花はこの方々のおかげで来場者の目を楽しませてくれたのですね。
その後、今まで入館したことがなかったパビリオンに行くことに。相変わらずどこもかしこも行列だったので列が短そうなアンゴラ館へ。40分ほど並びました。出口付近にあったレストランではライブが行われていて楽しそう。アンゴラ館以外でもあちこちで音楽に合わせてスタッフと来客が踊る場面を見かけました。
あちこちのパビリオンで今までの感謝を伝える書き込みや垂れ幕を見ることが出来ました。それは出展者だったり、来訪者だったり。半年の間だけでしたが、これだけ多くの人たちに楽しい思い出が出来たと言うことでしょうかね。




フラッグパレードはリング下を通るとのことでしたのでそちらに移動。開始1時間前には沿道は人でびっしり。しかし運良く良い場所を確保することが出来ました。主催者を先頭に各国、各機関のフラッグが目の前を流れていきます。その後ろにはパビリオンのプロデューサーさんが続きます。落合陽一さんは多くの観客とハイタッチをして汗だく。小さい子供たちのパレードが続き、そのパレードが終わった後ろからはミャクミャク、キティちゃん、くまモンが登場し、パレードは終了。最後は一般客が規制線の後ろから歩いてきてちょっと面白かったです。


パレード後の移動は激混みで中々前に移動出来ませんでした。それでも何とか人混みを抜けて一休み。夜の花火に備えます。




この日は場馴れした来場者が多く、何となくその人たちが多く集まる場所に行けば良い場所を確保出来たりしていたかと思います。陽が落ちても万博会場にいたのは初めて。今までの滞在時間はだいたい5時間。それを思うと11時間と言うとても長い時間を万博会場で過ごしたことになります。念の為椅子を持って行ったことは大正解でしたね。


本来は閉場時間まで滞在する予定でしたが、帰りの交通手段の予約を確保出来なかったことから地下鉄で帰ることを決断、帰る人の流れを見てある程度時間を繰上げて移動するのが得策と考えて出場することとしました。


ゲートを出る人たちは思った通り結構いました。花火が終わって移動してきた来場者が多く退場していたのだと思います。そんな中、椅子を出して座っている人が多くいました。中にまだ残っている人たちを待っているのかと思ったら、ドローンショー待ちの人たちと判明。ドローンショー開始まで待てそうだったので一緒に待つことに。




今回のドローンショーは特別編とのこと。最後の最後にミャクミャクが登場。そして喋った!「みんな、楽しめたかな?」と問われて涙が出そうになりました。「またどこかで会おうね。」と言い残し最後は溶けるように消えていったミャクミャク。ああ、本当に終わったんだなと思えました。
夢洲駅は大勢の人が入場していました。駅に通じる階段で係員の方が「家に着くまでが万博ですよ。気をつけてお帰り下さい。」とアナウンス。その直後に起こる拍手。万博ではこんな一体感を味わうことが何度もありました。券売機で記念に切符を購入。初乗りが330円と言うのには少々驚きましたが、隣の駅までの距離を考えるとそんなもんかと。改札内も混乱なく、電車内も混乱なく移動することが出来ました。

万博内の方々のみならず、それ以外の場所でも多くの方々が携わって今回の万博が成り立っていたのだなと改めて思い、皆様に感謝したいと思います。

大阪で1泊して帰りの新大阪駅。ちょっとオフィシャルストアに寄ろうかと軽い気持ちで行ってみたところ、アフターイベントを開催していることを知りました。お土産を買ってアフターイベントに参加した訳ですが、アフターイベントはこの場だけで済まず帰宅してからも続くことになりました。